「がんと前向きに向き合い対処して」と訴える鳥越俊太郎さん=7月21日、福井県福井市のアオッサ県民ホール

 福井県済生会病院集学的がん診療センターの市民公開講座「もっと知ってほしい! 大腸がんのこと」が7月21日、福井県福井市のアオッサ県民ホールで開かれた。大腸がんを経験したジャーナリストの鳥越俊太郎さん(78)は、「検便で大腸がんは見つかるので、必ずやってほしい」と訴えた。

 市民公開講座は15回目で、約400人が聴講した。鳥越さんは2005年、ステージ4の大腸がんが見つかり、09年までに肺や肝臓に転移。「がんになると考えたことはなかった。でも性格のせいか、落ち込むことはなかった」と振り返った。

 通常の健診では見つからないと指摘した上で、「便に血が入っているかを調べる検便は、大腸がんを見つけることができる」と強調した。

 4回の手術を乗り越え、10年から週2回、ジムで体を鍛えているという。「がんになったからこそより健康になれた。前向きに対処し、専門家に相談してほしい」とアドバイスした。

 同病院によると、大腸がんはここ数年増えており、国内のがんによる死因で男性3位、女性1位となっている。

関連記事