福井県健康増進課は十六日夜、丹南健康福祉センター管内にある三つの社会福祉施設で、八日から十五日にかけて入所者ら六十九人が感染性胃腸炎の症状を訴え、このうち五十代の男性一人が急性心不全で死亡したと発表した。

 集団発生したのは介護老人保健施設一カ所と身体障害者施設二カ所で、いずれも同一法人による運営。入所者と職員の計六十九人が嘔吐(おうと)や下痢、発熱などの症状を訴えた。このうち身障者施設に入所していて十四日に発症した五十代男性は点滴などの治療を施されたが、十五日夜に意識不明になり搬送先の病院で間もなく死亡した。県健康増進課によると、感染性胃腸炎と死因との関連は不明。残りの感染者六十八人に重い症状はみられないとしている。

 三施設のうち、十二日に報告があった老人保健施設では職員からノロウイルスが検出された。十五日に報告された二施設は検査中で、早ければ十七日に結果が分かるという。

 県は三施設に職員を派遣し、施設の消毒や清掃を指示。嘔吐物の適正な処理など集団感染の予防徹底を指導するとともに、感染ルートを調査している。また十八日に県内の関係者を集め、集団感染の予防策を周知徹底したいとしている。

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