最優秀犬を5回獲得した渡辺さんの「豆助」=福井県敦賀市

 犬の歩き方や容姿、毛並みなどを競う日本ケネルクラブのチャンピオン展で福井県敦賀市、渡辺征二さん(77)と法子さん(74)夫婦の柴犬「豆助」(4歳)が5回にわたって最優秀犬に選ばれた。体のバランスが良く、切れ長の目を持つきりっとした顔つきなどが高く評価された。夫婦は「私たちを引っ張って生きる元気を与えてくれる。かわいくて仕方がない」という自慢の犬だ。

 同展は理想的でスタンダードとされる犬の血統を残そうと戦後に始まり、福井県や三重、岐阜など全国で開かれている。現在北海道を中心に全国約150人の同クラブ会員がおり、自慢の愛犬を競わせている。豆助は血統書の「小太郎丸号(備前桜山荘)」の名前で1歳ごろからこれまで10回ほど大会に出場。年齢、性別、犬種で分かれて審査され、2年前の11月に初めて頂点に立った。今年10月に敦賀市で開かれた大会でも見事最優秀犬に選ばれた。柴犬の最優秀犬は本州では例がない。

 柴犬は元々は小型の猟犬として用いられ、山を駆け上る力や飼い主の忠誠心などが強いとされている。豆助は、胸部が発達し、丸みを帯びた足先に、きゅっとつり上がった目が特徴。飼い主の歩みに合わせてテンポが良くさっそうとした歩き方をする。これらが評価され頂点に立ち続けている。

 最優秀犬になるために飼い主の愛情や努力も欠かせない。征二さんは毎朝、法子さんは毎夕、嵐や吹雪の日でも欠かさず散歩に連れて行く。家と庭を自由に走り回れるように開放し、脂肪分の少なめのこだわりの餌を与え、健康に気を使っているという。

 家の中には豆助が獲得したトロフィーがずらり。法子さんは「家の宝。主人との会話、人と交流の機会が増え、おかげで若くなった」と笑顔で話す。征二さんは「これからも家族の一員として大切に育てていきたい」と話していた。

関連記事
あわせて読みたい