福井県美浜町日向の定置網にかかったサバヒー=13日、美浜町漁協

 福井県美浜町日向の沖合で12日、熱帯や亜熱帯水域に生息する魚「サバヒー」が生きたまま網にかかっているのが見付かった。県海浜自然センターによると県内で見つかるのは初めて。

 サバヒーは、ネズミギス目の魚。銀白色で二つに分かれた長い尾びれが特徴。台湾では、食用に養殖されている。

 発見されたのは、全長73センチ、重さ3・3キロ。同日朝、沖約5キロで日向定置網漁業組合が仕掛けた定置網にかかっていた。

 30年以上漁師をしている渡辺権十郎さん(59)は「こんな変わった魚は初めて見る」と話す。13日は氷締めされた状態で美浜町漁協に保管され、今後販売される予定。

 同センターによると、サバヒーの適水温は27〜30度。最近の若狭湾の海水温は13度ほどで、「寒い海でどうやって生きていたのか。珍しい事例」としている。

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