嶺南初のコミュニティーFM放送局「敦賀FM放送」の創立総会が十二日、敦賀市のプラザ萬象で開かれた。敦賀全域と美浜、南越前町の一部を放送エリアに、来年四月上旬開局の予定。音楽や生活情報はじめ敦賀短大の自主番組などを二十四時間提供し、三年目からの黒字化を目指す。

 総会には印刷会社役員の奥瀬浩之氏(46)=同市野坂=ら三人の発起人と、出資者ら二十数人が出席。設立経緯の説明や定款認証、取締役選任などを行った。奥瀬発起人代表は「全国に約二百のコミュニティーFM局が誕生し、地域密着型の放送局として活動している。本県では福井、丹南(鯖江)に次いで三局目だ。福井街角局が福井豪雨の際に、災害情報を流し支持を得たように、住民に親しまれ必要とされる放送局に育てたい」とあいさつした。

 同局は本町二丁目の国道8号沿いの福井銀行敦賀支店近くの空き店舗に本社と演奏所を設置する。アンテナは市立少年自然の家の敷地に建てる。

 放送内容は音楽番組や商店街などのイベント情報、つり情報などが中心。敦賀市政だよりをはじめ、夕方や夜に市民や学生らの制作番組を流す。滋賀や京都のFM局と番組を交換して、放送エリアを越えての交流も進める方針。

 事業収支は、初年度約二千百万円の収入を見込むが初期投資がかさむなど約七百八十万円の損失を覚悟。三年後には、約三千七百万円の収益を確保し、黒字化するという。スタッフは営業や技術、パーソナリティーら四人程度のスタートとなる。