北陸新幹線

 北陸新幹線敦賀以西ルートを巡り、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)の検討委員会は7日、福井県をはじめ石川、富山の北陸3県が支持している「小浜・京都案」を選定する方向で大筋合意した。上部組織の与党PTが20日にも最終決定する。

 検討委の委員9人の意見を集約。これまでは与党PTでルートの最終絞り込みを図るとみられていたが、次回14日の検討委でルートを一本化し、与党PTへの報告をとりまとめることを了承した。

 これまでの検討委の意見聴取で、北陸3県のほか、営業主体となるJR西日本が同ルートを支持。7日の会合でも委員から、小浜・京都案が優位との意見が多く上がったという。

 非公開の会合後、委員長の西田昌司参院議員は「いろいろな意見を聞き、委員間で問題点を共有できた。方向性は一つに固まりつつある。合意できる方向でまとめる感触を得た」と語った。検討委はPTへの報告の中で、早期開業に向けた財源確保や、北陸と中京圏のアクセス向上なども提言する見通し。

 委員として出席した高木毅衆院議員は会合で「北陸3県の知事、JRの意向、国交省の調査を見ても、この検討委員会として小浜・京都案でまとめるのが最もふさわしい」と訴えた。「どのルートになっても新幹線の基本計画に一石を投じるような内容も提言すべき」といった意見もあったという。次回予定されていた12日の会合は取りやめる。

 残りの2ルート案では滋賀県が、工期が短く建設費も安いとして米原駅で東海道新幹線に乗り換える「米原案」を支持。京都府は、地域への経済効果が高いとの独自試算を基に、京都・舞鶴を経由する「舞鶴案」の採用を求めていた。

関連記事