JA福井市南部(福井県福井市)の50代男性幹部職員が、部下の50代女性職員に対し「殺す」などと繰り返し発言し、精神疾患を発症させたとして、福井県警福井署が7月20日、男性幹部職員を脅迫と傷害の疑いで書類送検したことが関係者への取材で分かった。

 関係者によると、男性幹部職員は2016年12月、福井市内で催された同JA互助会の酒席で、女性職員に対して「俺をばかにしやがって。絶対許さん。殺してやる」「仕事をできなくしてやる」などと脅迫行為を繰り返した疑いがある。40分以上にわたって「殺す」などと脅され続けた結果、女性職員は医療機関で急性ストレス反応と診断されており、傷害の疑いもあるとしている。

 男性幹部職員は事実関係を大筋で認め、女性職員に謝罪の手紙を送ったという。

 また、女性職員側は20日までに、一連の脅迫や傷害の行為による精神疾患で通院治療を余儀なくされたと訴え、男性幹部職員と同JAに計約840万円の損害賠償を求める民事訴訟を福井地裁に起こした。提訴は7月12日付。同JAは「訴状が届いておらず、コメントのしようがない」としている。

 同JAを巡っては4年前、別の50代男性幹部職員が13年に当時の理事長から受けたパワハラなどが原因でうつ病になったとして、約620万円の損害賠償を求めて提訴した。JA側が男性に解決金として約565万円を支払うことで和解が成立している。

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