警察犬に合格したミニチュア・ダックスフントの「ちゅら」と指導手の中野有菜さん=7日、福井県小浜市

 福井県警の嘱託警察犬に小型犬のミニチュア・ダックスフント「ちゅら」(雌、5歳)が合格し、小浜署で7日、飼い主で指導手の中野有菜さん(27)=福井県小浜市=に嘱託書が手渡された。介護士を務める中野さんが「お年寄りらの役に立てば」と願って特訓を続けてきたという。

 警察犬はシェパードやラブラドールレトリバーなどの大型犬が主流で、県警によると小型犬は県内初。ちゅらは昨年、準警察犬に選ばれ、同署管内で行方不明者の捜索に貢献した。

 「犬のコンディションに合わせるように心掛けた」という中野さんは、草むらやアスファルトで餌を等間隔に置いて、においをかぐ練習を繰り返し、10月下旬に開かれた警察犬審査会に2度目の挑戦。出場19匹のうち、他の13匹とともに見事合格を果たした。

 同署の交付式では、シェパード「ガッフェル・フォム・フンデ・シューレ号」(雌、1歳)が認められた同市の大森和代さんとともに中野さんにも、山田英夫署長から嘱託書が手渡された。メダルを首につけたちゅらは、少し誇らしげな様子。来年1年間、県警の要請に応じて犯人の逃走経路を調べたり、行方不明者を捜したりするほか、広報活動にも同行するという。

 中野さんは「小さなペットでも警察犬になれることを多くの人に知ってもらいたい。これからも指導手として腕を磨きたい」と話していた。

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