定例福井県議会は5日、本会議を再開し、辻一憲議員(民進・みらい)ら9人が一般質問した。中学・高校の教員の多忙化解消に向け、森近悦治教育長は「部活動指導員(仮称)を配置するなど、放課後や休日の部活動指導体制の見直しを検討している」と述べた。来年度から、運動部や文化部の顧問の役割を担う同指導員の導入を目指す。

 山本芳男議員(県会自民党)の質問に対する答弁。教員の付き添いなく放課後や休日の活動、遠征の引率などができる指導員の仕組みを取り入れる方針で、運動部を中心に導入する予定。指導員には、退職教員や各競技の指導者を想定している。

 現在は、県が運動部活動の活性化を目的に「外部指導者」を派遣している。活動時は、各校の教員が務める部活動顧問の管理下での指導が原則で、教員抜きでの指導や校外引率はできない。

 顧問を務める教員は部活動の指導が終了した後に校務を行っており、長時間勤務の大きな要因となっている。県学校振興課は「同指導員の配置は多忙化解消に向けた大きな一歩。現場のニーズや実態に合わせながら進めていきたい」と話している。

 同指導員と類似した仕組みは札幌市や名古屋市、岡山県などで導入されている。

 そのほか、教員が担う事務処理の負担軽減へ、子どもたちの出欠状況や成績などをパソコン上で管理する統一システムの導入も検討している。

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