女性が働きやすい社会について話す勝間和代さん=4日、福井市のフェニックス・プラザ

 福井新聞・女性の集い「ささら」の本年度最後となる第4回サロンが4日、福井市のフェニックス・プラザで開かれた。経済評論家の勝間和代さんが講演し「日本は長時間労働で働き方の効率が悪いから、女性が活躍できない悪循環になる。ここを自覚しないと、さまざまな問題を解決できない」と訴えた。

 勝間さんは、テレビ番組などで経済評論家として活躍する一方、少子化問題、若者の雇用、ワークライフバランスなど幅広い分野での発言、提言が注目を集めている。「女性が輝くと経済が活きる」と題して講演し、約1300人が聴講した。

 勝間さんは、世界経済フォーラムの男女格差(ジェンダーギャップ)ランキングで、日本が144カ国中111位となっている現状を説明。社会保障費の増大や人口減などの構造的な問題を指摘し「日本が復活するには女性が活躍するほかない」とした。

 参画しにくい一因に、過労自殺などを引き起こす日本の長時間労働があるとし「1日7時間でいかに男性と同じ仕事のアウトプットを出すか。同じ発想の人が会社に半分いれば働き方は変わる」と説明。西欧諸国も30年前は日本と同じような状況にあったが「問題を発見するたびに一つ一つ解決していった。夜中にコンビニに行ける便利さよりも、夜7時に帰れる自由。国民が一つ一つ考えて選んでいけば、そういう社会になっていく」と力説した。

 講演に先立ち、ウクレレ奏者の岩佐高征さん=福井市=が演奏を披露した。

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