女子シングルスで決勝進出を決めた山口茜=代々木第二体育館

 バドミントンの全日本総合選手権第5日は3日、東京・代々木第二体育館で各種目の準決勝が行われた。女子シングルスは、2年ぶりの優勝を目指す山口茜(福井県立勝山高出身、再春館製薬所)が三谷美菜津(NTT東日本)にストレート勝ちし、決勝で佐藤冴香(さやか)(ヨネックス)と対戦することになった。山口は佐藤と昨年の準決勝で対戦し、0—2で敗れており、雪辱を期す。

 ■スタートから一気 主導権渡さず

 山口は2年ぶりの頂点へあと一つに迫ったが、意識はしない。「自分らしいプレーが100パーセント出せるように。そして、見に来てくれるお客さんに楽しんでもらえたら」とあくまでも自分のスタイルを貫くつもりだ。

 準決勝は試合の「入り」で勝負は決まっていた。開始直後、8連取で抜け出した山口はそのまま流れを渡さず、ストレート勝ち。「昨日はスタートがよくなかったので、(入りを)大事にしようと思った」。三谷が調子を上げる前に主導権を握り、流れを渡さなかった。

 その第1ゲーム。「自分からスピードを上げてラリーをつくっていくことをイメージした」。自分のペースで序盤から得点を重ねると、12−1と最大11点差をつけて圧倒した。「中盤、足が止まった」とシャトルをネットにかけるなどし、動きが良くなった三谷に追い上げられたがリードは許さなかった。

 「気持ちが楽になって、思い切りのいいプレーができた」という第2ゲーム。ポイントが並ばれても焦りはなかった。前後の揺さぶりや、三谷が思わず天を仰ぐようなライン際への強烈なスマッシュがさえ、試合をものにした。三谷は「(山口の)展開の速さに自分も付き合ってしまった。最初からリズムがつくれなかった」と嘆いた。

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