不動産会社の業務に加え浜茶屋で働いていた40代男性が自殺したのは、長時間労働などが原因で精神障害を発病したためだとして、福井県敦賀市の母親が1日までに、国を相手に労災保険の遺族補償の給付などを求め福井地裁に提訴した。

 訴状によると、男性は敦賀市の不動産会社の営業業務に従事していた2012年6月から、会社の指示で、関連会社が海水浴場で経営する浜茶屋の副店長に就任。炎天下での過酷な長時間労働のほか、夜間や空き時間には不動産会社の仕事をこなしていたという。これによりうつ病の症状が現れ、同年8月3日、自宅で自殺したとしている。

 原告側は、敦賀労基署に遺族補償給付と葬祭料支給を求めたが「精神障害の発病は確認できない」として認められなかった。審査請求、再審査請求も棄却され、提訴に至った。

 福井労働局は「訴状などを確認し、今後内容を精査する」としている。

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