「福井を離れても魅力を発信していきたい」と語るニコール・クラスマンさん=福井県庁

 福井は第二の古里になりました。でも大好きだからこそ言いたいことがあります。福井の暮らしは車を運転できないとなかなか難しい。車での移動を前提にしたまちの構造になっている感じがします。地方としては珍しく鉄道がたくさんあり、路線バスのネットワークも維持されていますが、日中の本数が少なく不便です。車を運転できないので移動が難しいこともありました。

 今ある公共交通のダイヤの接続を良くして、県内各地をスムーズに移動できるようになるといいなと思います。福井に暮らす人にとって便利な公共交通は、県外の人や外国人にとっても使いやすいはずです。2023年春に北陸新幹線が敦賀まで開業すると、国内外から多くの観光客が訪れます。それまでに準備が必要です。

 8月から東京のウェブ制作会社に勤めます。福井を離れますが、日本を離れるわけではありません。県の友好大使として、これまでと同じく国内外の友達に福井の魅力をPRしたり、SNSなどで発信したりします。みんなを連れておすすめスポットを案内したいなとも思っています。 福井の皆さんはとても親切で優しく、いろんなことを教えてくれました。貴重な経験を財産に東京でも頑張ります。またお会いしましょう。

 ■ニコール・クラスマンさん 1993年10月、オーストラリア北東部のケアンズ出身。子どものころ日本のアニメに親しみを持ち、オーストラリアと違う文化に興味を持った。高校生の時、愛知県に留学し、メルボルンの大学時代も日本語を学んだ。大学卒業後に日本で仕事をしたいとの希望と、外国人の広報スタッフを募っていた福井県の思いが一致し、2016年8月、県広報課に配属された。

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 クラスマンさんが県内各地で取材し、企画編集した動画ページ(Experience_fukui)は、県広報課のホームページから見ることができる。

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