皇室へ献上する若狭かれいを選別する組合員=28日、福井県小浜市川崎1丁目の小浜魚商会館

 若狭の冬の味覚を代表する「若狭かれい」を皇室に献上する選別・発送作業が28日、福井県小浜市の小浜魚商会館であった。小浜魚商協同組合員約20人が、あめ色に仕上がった最上級品75匹を厳選し、丁寧に包装。29日に県職員が天皇皇后両陛下、皇太子ご夫妻と三つの宮家に届ける。

 若狭かれいは、若狭湾で取れるヤナギムシカレイで、淡泊な白身にほのかな甘味があるのが特徴。江戸期の書物にも「雲上の珍味」などと書かれているという。皇室献上は県が行っており、今年で31回目。

 25、26日に取れた約5千匹の中から体長30〜35センチ、重さ200〜230グラムの121匹を選別。27日に内臓を取るなど加工し、塩を振って水洗いし冷蔵庫で一晩寝かせた。28日は早朝から乾燥機にかけて仕上げ、傷の有無などで、さらに75匹を厳選し、15匹ずつを竹籠に入れ包装した。

 発送作業は当初、17日に予定していたが、しけで延期になった。同組合の野村浩理事長(56)は「延期は初めてで心配したが、2日間で良型を何とか確保した。えりすぐりをお届けすることができる」と安堵(あんど)の表情を浮かべていた。

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