西川一誠知事(61)は二十九日開会した十二月定例県会で「再び県民の支持が得られるなら、県政のさらなる発展に向け全身全霊を傾ける決意」と述べ、来年春の知事選に再選を目指して出馬することを表明した。

 提案理由説明の最後に加える形で所信を述べた。西川知事は、マニフェスト「福井元気宣言」を基に進めてきた一期目を「北陸新幹線や高速道路の整備促進、エネルギー研究開発拠点化計画の推進など県政の重要課題について成果と方向性を示すことができた」と評価。その上で「この間、福井豪雨災害や美浜原発3号機事故、平成十八年豪雪などがあったが、県民の努力と県議会の支援で危機を乗り切ることができた」と振り返った。

 また、地方分権改革が重要な時期を迎え「県民が福井に住むことに自信と誇りを持てる”夢のあるふるさとづくり”」が必要と指摘。引き続き取り組むべき課題として、北陸新幹線などの重要プロジェクトを挙げ「ここ数年が正念場で、その進ちょくを加速する必要がある」とした。

 さらに「元気宣言の成果を基に、高い目標を掲げ、県民生活の質を高める政策に取り組みたい」とし、「時代の変革は発展への好機。活力ある福井を目指し、先頭に立って難局に立ち向かうことが私の責務」と決意を述べた。

 本会議後の会見で政党の推薦については「できれば政策や政治姿勢を幅広く理解してもらい、支持願えればと思っている」と話し、今後要請していくとした。

 来春の知事選は三月二十二日告示、四月八日投開票の予定。出馬を表明したのは西川知事が初めて。共産党県委員会が候補者擁立の方針を固め、準備を進めている以外に今のところ、表立った動きはない。