5選を果たし笑顔で花束を受け取る山岸正裕氏=27日午後10時35分、福井県勝山市の選挙事務所前

勝山市長選開票結果

 任期満了に伴う福井県勝山市長選は27日投票が行われ即日開票の結果、現職の山岸正裕氏(71)が6546票を獲得、新人で前市議の松村治門氏(48)を211票差で振り切り、激戦を制した。市政最長記録を更新する5選を果たした。

 投票は午前7時から市内18カ所で行われた。12年ぶりの選挙戦となったが雨の影響もあって有権者の出足は鈍く、投票率は63・35%と、2004年の選挙を14・75ポイント下回った。過去最低は1980年選挙の58・69%。

 山岸氏は午後10時25分ごろ同市片瀬の選挙事務所に姿を見せ、支持者の歓声と拍手に迎えられた。両手を高々と挙げて何度も万歳し、喜びを表した。当選インタビューでは「ここまで厳しい選挙になるとは思わなかった。批判には実績で応えたい」と決意を述べた。

 山岸氏は、4期16年で培ってきた国、県との太いパイプによる企業誘致策やI・J・Uターン者を増やすための政策などを訴え市政継続を呼び掛けてきた。自民、公明党のほか区長会、各種団体から幅広い推薦を受け組織戦を展開。選挙戦中盤からは松村氏の追い上げへの危機感が広がり、組織の引き締めを図った。

 一方、松村氏は「勝山再生」を旗印に、行政の刷新、企業誘致策などを組織に頼らず草の根で訴えたものの、大きな争点がない中で、浮動票を取り込みきれなかった。多選批判の受け皿にもなったがわずかに届かなかった。


 山岸 正裕(やまぎし・まさひろ) 71 無現(5)

 勝山市長、全国市長会相談役(県議、北信越市長会長、全国市長会副会長)明治大卒。元町3

 ※略歴は現職、経歴(かっこ内)、最終学歴、現住所の順。

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