校長や教頭らから生徒への暴力行為や酒気帯び運転のあらぬ疑いをかけられるなどのパワーハラスメントを受けたとして、福井県内の公立校の50代男性教諭が福井県を相手に、慰謝料など約330万円の損害賠償を求める訴訟を28日にも福井地裁に起こすことが27日、関係者への取材で分かった。

 訴状によると、教諭は今年2月、生徒が飲食店で暴れたため、周囲に迷惑をかけないようにと制止したところ、暴力行為を働いたといううわさが流れ、校長らから叱責を受けるなどしたという。その後、教諭はこの生徒の担当を外されたほか、授業を監視されるようになったという。

 また、5月には覚えのない酒気帯び運転の疑いがかけられ、校長や教頭らに事情を聴かれ、事実無根と伝えたが聞き入れてもらえなかったという。

 教諭は生徒への暴力行為や酒気帯び運転について事実無根の疑いがかけられたことなどから「大きな精神的苦痛を受けた」と主張。このため体調を崩し、約3カ月の休職を余儀なくされたとしている。酒気帯び運転の疑いがかけられた際には、無関係にもかかわらず教諭の親族が学校に呼び出され、後日、この親族が体調を崩したとし、このことも精神的苦痛だったとしている。

関連記事