二○○二年に廃線となった京福電鉄旧永平寺線を歩くイベント「跡地ウォーキング」が二十六日、福井県永平寺町の同線跡地で繰り広げられた。親子連れらが紅葉真っ盛りの周囲の山々を愛(め)でながら、線路のない砂利道を散策した。

 同線の跡地利活用策を探ろうと、町観光物産協会と永平寺線跡地利用活性化協議会が昨年に続き企画。今回は昨年の倍の約四百人が参加した。

 リュックに水筒や昼食を詰めた参加者は、午前九時半すぎにえちぜん鉄道永平寺口駅(旧京福東古市駅)を出発。六・二キロ先、永平寺駅跡地近くに設けたゴールを目指した。

 コースは高低差百二十九メートルの勾(こう)配があり、やや厳しい道のり。それでも線路跡地の両脇で人の背丈近いススキが風に揺られる中、参加者は思い思いのペースでウオーキングを楽しんだ。

 途中、旧永平寺線の写真パネル展や無農薬野菜の即売、温かい永平寺そばなどのサービスもあった。早い人は約一時間でゴールにたどり着いた。

 「健康のために」と参加したあわら市の志田尚美さん(22)は「のどかな風景が楽しめた。跡地は遊歩道にするなり何らかの形で残してほしい」と話していた。