「嶺南地区特定失踪(しっそう)者の真相究明を願う集会」が二十五日、福井県内外から六百人が参加し福井県若狭町のパレア若狭で開かれた。拉致問題担当の中山恭子首相補佐官が講演し「政府一体となってすべての拉致被害者を生還させる」と強調。「特定失踪者についても、拉致被害者に認定できるものは速やかに認定していく」と述べた。

 中山補佐官は今月二日に県内の特定失踪者三人の家族と東京で面談。そのときの印象を「地域で期待されている若者が(北朝鮮に)連れて行かれている」と語った。その上で「北朝鮮がすべての日本人を返した方が得だと思わせる状況をつくることが大切」とし、真相究明へ地域住民の協力を訴えた。

 県内の特定失踪者は、小浜市田烏の山下春夫さん=当時(28)、若狭町三方の宮内和也さん=同(32)、敦賀市縄間の山下貢さん=同(39)=の三人。集会には兄や父母の家族三人が出席し、一日も早い政府による拉致認定と救出を求めた。

 集会は二○○三年から毎年開かれ、今回で四回目。西川知事が初めて出席したほか、衆院拉致問題特別委員会筆頭理事の高木毅議員や嶺南選出の県会議員らも参加。特定失踪者問題調査会の荒木和博代表の講演も行われた。

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