出荷がピークを迎え、次々と作られるカップかき氷「みぞれ」=7月18日、福井県越前市矢放町の柿谷商店

 連日の猛暑に列島がばて気味の中、福井県越前市内の食品メーカーでカップかき氷の出荷がピークを迎えている。気温が30度を超えると、一気に注文が増える氷菓子。従業員は赤、黄、緑といったカラフルな甘い蜜をまとった氷をおたまですくい、一つずつカップに詰める作業に追われている。

 ⇒【写真】次々つくられるカラフルなかき氷

 昔懐かしいロゴデザインのカップが目を引く、同市矢放町の柿谷商店のロングセラー「みぞれ」。水あめと砂糖をベースにした蜜の“秘伝レシピ”は、製造を始めた約20年前から変わっていない。

 氷をあえて粗めに砕き、ガリガリとした歯応えを残しているのもこだわり。基本的には問屋に卸す商品だが、「夏はこれを食べないと乗り切れない」と買い求めに来る個人客も多いという。

 例年7月20日ごろから忙しくなるが、今年は7月初旬にピークを迎えた。多い日は従業員5、6人で1日約4千個を作る日も。5代目店主の母柿谷喜代子さん(79)は「これだけ暑いといつまでピークが続くのか。注文全てに応じたいけれど、手作りなので量産できなくて申し訳ない」と話している。

関連記事