与党整備新幹線建設推進PTの検討委員会に出席した西川一誠知事(中央)=22日、衆院議員会館

 福井県の西川一誠知事は22日、衆院議員会館で開かれた与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)の北陸新幹線敦賀以西ルート検討委員会に出席し、対象となっている3案のうち「小浜・京都ルートで大阪、京都に速達でつなぐことが重要。利用者の利便性を最優先にすべきだ」と主張。年内にルートを決め早期に着工、完成させるべきと要望した。

 西川知事は、小浜・京都ルートは時間短縮効果が大きく、料金・運賃も安く、東京や大阪をつなぐ広域観光ルートを形成するなどのメリットを強調。「福井県として40年超にわたって要請してきた」として年内選定と早期整備の必要性を訴えた。

 会合は非公開。終了後、西川知事は「国民から信頼が得られるルートとすべきで、北陸新幹線の高い評価につながるようにお願いした」と述べた。検討委メンバーから異論は出なかったという。

 メンバーからは、小浜・京都ルートが妥当だという意見があり、名古屋や舞鶴、山陰方面への利便性を問う質問もあった。西川知事は「まずは整備新幹線をしっかりやった上で、ほかの議論につなげるべき」と答えたという。県の今後の進め方については「地元として要請を強め、決起大会なども行い福井県の気持ちを伝え、他県にも理解を求めていきたい」と記者団に話した。

 検討委での議論は大詰めを迎えており、同日の福井県を皮切りに沿線の7府県知事らのヒアリングを順次行う。24日は奈良とJR西日本、30日は富山、京都、12月5日は石川、滋賀、大阪の予定。検討委として19日までに意見を取りまとめ、上部組織の与党PTが最終的にルートを決める。

 3案は「小浜・京都ルート」のほか、舞鶴を経由する「舞鶴ルート」、米原で東海道新幹線に乗り換える「米原ルート」。国土交通省の試算では、敦賀—新大阪の所要時間は小浜・京都ルートが最短の43分で、運賃も一番安い。

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