麺棒でそばを丁寧に延ばす出場者=20日、福井市の県産業会館

 全国のそば打ち愛好家が腕前を競う「第21回全日本素人そば打ち名人大会」は20日、福井市の県産業会館で開かれ、最高位の名人に大阪府守口市の岸本直子さん(60)が輝いた。本県からは5人が出場したが、入賞はならなかった。

 北海道から九州まで18カ所で開かれた予選を勝ち抜いた52人が出場した。本県産のそば粉800グラムとつなぎの小麦粉200グラム、水を使い、制限時間の30分で▽水回し▽こね▽延(の)し▽切り—の4工程で手際や作業の美しさ、出来栄え、衛生管理などを競った。

 出場者は合図と同時に真剣な表情で作業を開始。リズミカルにこねて麺棒で四角に延ばすと、手際よくたたんで均一に切り、日ごろの練習で培った技術を披露した。

 岸本さんはそば打ち歴7年、4回目の挑戦で名人になった。「周囲の音が聞こえないくらい無我夢中で、選ばれて非常に驚いた。日ごろからおいしいそばになるよう心を込めて打っている。名に恥じないように一層研さんしていきたい」と喜びを語った。

 大会は県内の生産者や業者、県などでつくる「福井そばルネッサンス推進実行委員会」が毎年開いている。科学技術高、啓新高、丸岡高など県内外の高校生によるそば打ちの披露や販売もあった。

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