第五十七回全国学校給食研究協議大会は二十一日、福井市のフェニックス・プラザで始まった。「健康長寿を目指した食育の推進」をテーマに、県内での実践発表などがあり、集まった全国の給食関係者に食育先進県としての本県をアピールした。

 食育を推進する上で重要な学校給食の在り方を考え、給食関係者の資質向上を図るのが狙い。本県では初めての開催で、全国の学校栄養職員や給食調理員ら約千三百人が参加した。

 開会式で県教委の西藤正治教育長が、本県が全国に先駆けて三十四人の栄養教諭を配置し、食育を推進していることを紹介。「大会での協議を通して食育の推進を」とあいさつ。続いて、学校給食の普及に尽力した五十五団体、二十九人に文部科学大臣の表彰が伝達された。

 実践発表では、福井市越廼小・中の教諭が、地区住民をゲスト講師として招くなど地域と連携した取り組みの結果、好き嫌いが減り、朝食を抜く子どもの数が少なくなったと報告。小浜市今富小の栄養教諭らは、野菜作り体験や委員会活動での農家へのインタビューを通じ、子どもたちの給食へのマイナスイメージが克服されたことを話した。

 この後、日本料理「つきぢ田村」(東京都)の田村暉昭社長が「和の食文化」と題し講演した。

 会場には地場産食材を使用した全国の給食の見本を展示。坂井農高や小浜水高などの生徒が作った食材も販売された。

 同大会は二十二日も市内九会場で分科会が開かれ、地場産食材の活用法などのテーマで意見を交換する。