北陸新幹線の金沢駅と小松駅の中間に石川県が「白山駅」(仮称)の追加を求めていることについて、JR西日本の来島達夫社長は16日の定例記者会見で「2022年度末の敦賀開業に向け、限られた時間の中で工事が進んでいる。この時期になって、新しい駅というのは非常に難しい条件」との認識を示した。

 白山駅を巡っては、石川県の谷本正憲知事が今月10日、与党福井駅先行開業等検討委員会で提案。建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構は工期が7年8カ月〜9年3カ月、建設費は約100億〜150億円との試算を示した。工事実施計画の変更にはJRの同意が必要となる。

 来島社長は「新駅を造るにふさわしいかどうかは、これから国の議論になる」と前置きした上で、最寄りにある特急停車駅の松任駅の利用状況を基に「仮に新駅を造っても、利用数は相当少ないのではないか」と懸念を示した。

 また、新幹線の停車駅が一つ増えるとダイヤや速達性の問題が発生するほか、運行管理システムの手直しやコストアップにつながることを課題として挙げた。

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