橋本左内の漫画本を手に笑顔の東山成江さん(左)ら=11日、福井市の藤島高

 福井県が誇る幕末の偉人、橋本左内(1834〜1859年)のコミック版人物伝の出版が決定し、11日に左内とゆかりのある藤島高(福井市)で記者発表が行われた。同校と旧福井中、旧福井高等女学校の卒業生でつくる「明新会」の田中廣昌理事長(81)は「左内の功績を全国の子どもたちに伝えることができれば」と期待を話した。

 漫画は、出版社ポプラ社の人気シリーズ「コミック版日本の歴史」の第54作。歴史家で作家の加来耕三氏が企画、構成、監修を担当した。

 原作は同校の卒業生で名古屋大准教授の東山成江さん(46)が担当。明新会が今年5月から募金活動を始め、約3カ月で目標の約200万円が集まったことから出版が決まった。

 ストーリーは「啓発録」を書いた少年時代や、日本を一つにするために私利私欲を捨てて奔走する左内の26年という短い生涯がドラマチックに描かれている。

 A5判127ページ。千円(税別)。14日から全国の書店で販売する。同会では県内の全小中高校などに寄贈する。

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