約850人の福井県出身者らが集まった「第1回ふるさと県民大会」=12日、東京都文京区のホテル椿山荘東京

 首都圏に住む福井県出身者らの交流を促進しようと県は12日、「第1回ふるさと県民大会」を東京都内のホテルで開いた。福井での赴任経験者や大学生らも含め約850人が集結。福井の食を味わったり、多彩な催しを楽しんだりした。

 大会は、福井とのつながりをより深めてもらい、交流人口の拡大や福井県へのU・Iターン促進につなげようと初めて企画。文化功労者に選ばれた小説家の津村節子さんや県内各自治体の首長らも駆けつけた。

 西川一誠知事は「交流を深め、福井のことを思い出していただければうれしい」とあいさつ。大詰めを迎える北陸新幹線の敦賀以西ルート選定にも触れ、「今まさにふるさと発展の岐路に立っており、ぜひ応援してほしい」と呼び掛けた。

 各テーブルに分かれた来場者は、焼きサバずし、おろしそば、セイコガニ、水ようかんといった福井の食を堪能。自治体ごとに設けられたブースを回り、サトイモやへしこ、越前漆器などの特産品を懐かしく手に取って品定めしていた。

 ステージでは歌手の五木ひろしさんが福井にちなんだ新曲「九頭竜川」を情感豊かに熱唱。若狭牛や食事券などが当たるプレゼント抽選会もあり、会場は熱気に包まれていた。

 約10年前に福井で勤務していた都内在住の団体職員、田井誠さん(36)は「昔の知人に会えて記憶が温められた。福井は第二の故郷だと思っているので、ふるさと納税に貢献したい」と話した。福井市出身の大学生、前田紀香さん(19)は「地元を忘れない気持ちになった」と笑顔を見せていた。

 会場には、ふるさと県民カードに認定された福井銀行と福井新聞社が提供する地域密着型の電子マネーカード「JURACA(ジュラカ)」や、電子新聞「福井新聞D刊」を紹介するコーナーも設置された。

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