敦賀までのJR直流化開業に伴い、11月下旬に導入される521系近郊型交直流電車が13日、金沢総合車両所(石川県白山市)—近江塩津駅(滋賀県西浅井町)間を往復で試運転。日本海と琵琶湖をイメージした青と白のライン入りの真新しい車体を、本県でさっそうと披露した。

 新型電車は、JR西日本が米原、近江今津の各駅から福井駅までの営業運転に5編成を導入。通常2両編成で運行し、定員は252人。9月下旬に試運転を開始し、性能確認や運転士らの訓練が続けられている。

 この日は、福井駅に午前11時32分と午後2時51分の2回”到着”。滑るようにホームに入ってきた目新しい電車に、駅にいた人々も注目。座席にはまだビニールがかぶせられたままの車内を、じっとのぞき込む姿も見られた。

 運転席では、運転士らが計器類を確認。専用の機器で、ブレーキの効き具合や乗り心地なども調べていた。

 客室の設備は、関西圏の新快速や快速電車を基に見直した。身障者用のトイレを設置したほか、車両床面と駅ホームとの高低差を従来より1センチ縮め2センチとした。