北陸新幹線の金沢駅と小松駅の間に新たに「白山駅」(仮称)を設置するよう、石川県の谷本正憲知事は10日、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)の福井駅先行開業等検討委員会に要請した。谷本知事は「敦賀開業に支障を与えないことが大前提として、ぜひ方向性を出していただきたい」と求めた。

 現計画では、金沢—敦賀間には▽小松▽加賀温泉▽芦原温泉▽福井▽南越(仮称)—の5駅が設置され、敦賀開業は2022年度末の約6年半後に迫っている。

 会合で建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構は、白山駅設置の工期は7年8カ月〜9年3カ月、建設費は概算で約100億〜150億円かかるとの試算を示した。白山駅は金沢駅から約15キロと距離が短く、国交省は「駅設置に伴う費用増を賄うだけの需要が見込めない。営業主体のJR西日本の同意が必要になる」と指摘したという。

 検討委委員長の山本拓衆院議員は会合後「工期や建設費はさらに精査する。政治的なエネルギーを集め、後押ししていきたい」と述べた。検討委は次回、JR西日本の意見を聞き、設置の可否を議論。年内をめどに取りまとめ、与党PTで最終決定する。谷本知事は「国交省からはハードルが高いとの話だった。認可されれば3分の1の地方負担が出てくるが、応分の負担はやぶさかではない」と話した。

 検討委には山本氏のほか、福井県から滝波宏文参院議員、助田重義衆院議員が出席した。

関連記事