福井市の主な政策への意識調査結果

 福井市は、本年度の市民意識調査の報告書をまとめた。市が進める「観光」「県都づくり」両分野の魅力あるまちづくりについて、満足感を示した意見がともに4割近くとなり過去5年間で最高となった。しかし両分野で不満感を持っている人は依然、約6割を占めている。市は、JR福井駅周辺の整備により「一定の効果があった」とする一方で、「市民はまだまだ物足りなさを感じている。さらにニーズに応えていきたい」としている。

 調査は毎年実施。市政運営の指針となる第6次市総合計画(2012〜16年度)の16政策に対する満足度や重要度を質問した。今年6月に実施。市内の18歳以上の男女2500人を無作為に選びアンケートを郵送。1210人から回答があった。

 「福井の魅力を発信する観光のまちをつくる」について「満足」(回答が「満足」「やや満足」)は前年度比4・4ポイント増の35・7%。「不満」(同「不満」「やや不満」)は同4ポイント減ったが57・9%あった。

 12〜14年度は「満足」「不満」ともほぼ横ばいだったが、15年度は「不満」の割合が最も多く「満足」は最低となっていた。

 「県都としての魅力を高め交流しやすいまちをつくる」は「満足」が年々減少していたが、今回初めて上昇。同9・4ポイント増え38・8%となった。「不満」が56・1%あったが、同8・6ポイント減り初めて6割を切った。

 このほかの政策に対しては「安全でおいしい水を安定供給するまちをつくる」の「満足」が85・6%で、設問中でトップ。2位は「生活排水による水質汚濁負荷の少ないまちをつくる」の77・1%、3位は「健やかで自立心を持った感性豊かな子どもを育むまちをつくる」の65・6%。福井市については約9割が「住みやすい」と答えた。

 市市民サービス推進課は、観光、県都づくり両面で満足感が高まったのは西口広場やハピリンにより「中心市街地のにぎわいがある程度目に見える形になったからでは」と分析。2政策とも「不満」の割合が高い点には「北陸新幹線開業を控え、市民の期待の表れだと捉えている。さらに市民に満足してもらえる取り組みを進めたい」としている。

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