全国高校野球選手権記念福井大会1回戦の敦賀気比-丸岡で、本塁打を放ち仲間とタッチする敦賀気比の阪口竜暉。試合は福井大会最短の61分で決着がついた=7月15日、福井県営球場

 7月15日に行われた第100回全国高校野球選手権福井大会は、試合時間の最短記録を更新する、61分で決着が付いた戦いに続き、福井県内では初めてとなる「タイブレーク制」に突入し、延長十五回の熱闘が繰り広げられ、記録ずくめの熱い夏となった。

 福井大会の最短試合を更新したのは福井県営球場第2試合の敦賀気比―丸岡。試合は敦賀気比が10-0で丸岡に五回コールド勝ちした。これまでの記録は2013年の大野-奥越明成で、1時間9分だった。

 敦賀気比は初回に3点本塁打で先制し、四回にも1点追加。四回は満塁機などから攻めたて一挙6得点。五回コールドで試合を決めた。

 今年の春で第140回を数える北信越地区高校野球県大会の短時間記録では、1982年春に、美方―羽水で1時間17分の記録が残る。コールド試合では2012年春の福井工大福井―勝山の五回コールドが58分。

 タイブレーク制で決着がついたのは、敦賀市総合運動公園野球場の第2試合、丹生―藤島。延長十三回以降は、打順は前の回を引き継いだ上で無死一、二塁で攻撃を始める。タイブレーク制は福井県の県大会レベルでは2018年春から採用されたが春の大会では適用例がなかった。

 丹生―藤島は延長十二回で2―2のまま、タイブレークに突入。十三回は表の攻撃で藤島が2点を奪ったが、その裏丹生が2点を取り返し、十四回へ。

 死闘に終止符が打たれたのは十五回。藤島が3点を奪い、なおも粘る丹生の反撃を1点に抑えた。

 福井大会は14日から試合が始まったばかり。福井県の高校球児たちの熱い戦いはまだまだ続く。

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