「不自然ピクニック」で子どもが作ったお弁当などを味わう親子連れ=3日、福井市中央1丁目の新栄テラス

 まちなかでピクニックを楽しむイベント「不自然ピクニック」が3日、福井市中央1丁目の広場「新栄テラス」をメイン会場に開かれた。ピクニックの“お弁当”は、福井の食をテーマにしたワークショップで手作りしたり、周辺飲食店からイチ押しメニューをテークアウトしたりして調達。1日限りのピクニック広場として飾り付けられた会場で、家族連れらがのんびりとまちなか空間を楽しんだ。

 まちづくりの実践に取り組む福井新聞の記者による連載「まちづくりのはじめ方」企画班が、野山にピクニックに出掛けるようにまちなかを楽しんでもらおうと昨年に続いて開いた。今回は福井北ロータリークラブ(RC)が、中心市街地のにぎわい創出を目的に企画運営に全面協力した。

 ガレリア元町商店街のカフェ「sumu(すむ)」で開かれたワークショップは、企画班が県内各地で展開してきた食のイベント「ふくいフードキャラバン」に登場した地域の食の担い手たちが講師陣として集結。農業に携わる県内女性グループ「ふくふく会」は、5〜10歳児16人に簡単なお弁当作りを手ほどきした。食材はメンバーが愛情を込めて育てたお米や野菜。楽しく福井の食のおいしさを伝えた。

 福井市の一乗ふるさと料理クラブと越廼漁協「ぬかちゃんグループ」は、郷土料理の試食を通じて県内の中高生23人に古里の暮らしの豊かさを実感してもらった。鯖江市河和田地区の女性グループ「うるしの里いきいき協議会」は、地域伝統の薬味「山うに」の作り方を、公募で集まった24人に伝授した。

 新栄テラスは、カラフルな小旗や雑貨で飾り付けてピクニック気分を演出。福井北RCは県産野菜のおいしさを体験できるコーナーを設け、ふくふく会は自慢の野菜や加工品を販売するマルシェを開き、会場を盛り上げた。

 来場者は、周辺協賛店のお薦めテークアウトメニューをまとめた地図を手に、まち歩きとピクニックを一緒に楽しんだ。家族3人で山うにのワークショップに参加した福井市の女性は「伝統料理って知っているようで知らない。河和田に興味がわいた」と笑顔を見せ、テラスでの夕食を満喫していた。

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