日本自動車連盟(JAF)がこのほど公表したチャイルドシート使用率の本年度全国調査で、福井県は50・0%(全国平均66・2%)と都道府県別でワースト3位だった。使用しない場合、乳幼児らが事故死する危険性が高まることから、県警は使用の徹底を呼び掛けている。

 ⇒チャイルドシートの正しい取り付け方

 チャイルドシートは6歳未満の子どもに義務付けられている。使用していなかったケースは、1車両シートにそのまま着座(23・0%)2チャイルドシートにベルトをせず着座(18・0%)3保護者の抱っこ(7・5%)4大人用シートベルト着用(1・5%)―の順に多かった。全国に比べて2や3が目立つ。日本自動車連盟(JAF)福井支部は「保育園の送迎や買い物など近距離になると使用の意識が低くなり、抱っこしたり大人用の座席に座らせたりしているケースが多いのでは」と話している。

 全国の傾向として、乳幼児の年齢が上がるほど使用しない割合が高く、5歳児は30・9%が大人用の座席にそのまま座っていた。

 警察庁の調べでは、チャイルドシートを正しく使用しないと、正しく使用した場合より死亡・重傷に至るリスクが6倍高い。

 福井は2015年度以降、ワースト1位(44・4%)、同5位(52・0%)、同14位(59・0%)と下位が続いている。県警交通企画課は「大切な子どもの命を守るため、チャイルドシートは車の座席にしっかり固定し、近くへの外出でも必ず適正な使用を」と呼び掛けている。

 調査は警察庁とJAFが4月、全国で乗車中の6歳未満の約1万3千人を対象に実施。県内は勝山市の県立恐竜博物館、アル・プラザ敦賀、福井市のエルパの3カ所で計200人を調査し、6月下旬に結果を公表した。

 使用率の最高は広島86・0%、最低は愛媛38・6%だった。

関連記事