女子A走り高跳びで優勝し、金メダルを手に笑顔の蓑輪夢未(右)と林裕樹監督=日産スタジアム

 陸上のジュニア五輪大会最終日は30日、横浜市の日産スタジアムで行われた。福井県勢は女子A(中学3年)走り高跳びの蓑輪夢未(中央)が1メートル70で優勝。今夏2連覇した全国中学校体育大会(全中)の女子走り高跳びとの2冠に輝いた。男子B(中学2年)の走り幅跳び決勝で竹田圭志(丸岡)が6メートル32で8位に入った。

 ■悪条件克服、狙い通り

 強気の跳躍でまた一つ勲章を手にした。女子A走り高跳びの蓑輪が1メートル70で優勝。「全中で2連覇してからジュニア五輪で2冠を取るのが目標だった。とてもうれしい」。狙い通り快挙を成し遂げ、達成感に浸った。

 気温13度前後で風が吹く悪条件。しかも競技開始から最初に1メートル55を跳ぶまで約1時間待った。「寒かったので体を動かしたり、走ったりした。全部1本目で跳ぶつもりで強気でいった」。言葉通り、1メートル67までは全て1回目でクリアした。

 1メートル70は1回目に失敗したが、中学女王は冷静さを失わなかった。「ほかの選手の跳躍は見ずに集中した」。最近助走のスピードが上がり、踏み切りが近くなったと気づき、2回目は助走のスタート位置を一歩下げた。

 これが奏功。リズムアップした助走から踏み切ると、軽やかに跳び、わずかに揺れたバーは残った。大会記録の1メートル73は惜しくもクリアできず、蓑輪ら2人が1メートル70で並んだが、相手は3回目の成功だったため、優勝が決まった。中央の林裕樹監督は「寒い中、よく勝ち切った」と褒めた。

 今季は1メートル75の県新記録を連発し、日本選手権にも出場したスーパー中学生。目標とする2年後の福井国体は、高校2年生で迎える。走り高跳びは少年女子Aの区分がなく、出場すれば成年女子での戦いとなる。「1メートル80は跳びたい」と言う蓑輪にとって格好の舞台だ。

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