越前町越前地区の漁業者や商工、観光関係者らでつくる「越前がにブランド化推進連絡会議」は、越前漁港で水揚げされた正真正銘の越前がにを取り扱う店に限り、認定証と認定看板を交付することを決め、三十一日から交付を始めた。カニに付ける識別タグにとどまらず、取扱店に至るまで”差別化”を図ることで、越前がにのブランドを守り、消費拡大を狙う。

 県外で漁獲されたカニや外国産などを越前がにとして販売するケースが依然見られることから、今回の交付事業を決定した。同地区の商工会や観光協会の加盟事業所、町漁協加盟の仲買人と納入先に呼び掛けたところ、地区内の飲食店や旅館、民宿などをはじめ、福井市や三国町などを含め約百件の申請があり、交付を決めた。

 認定証は町漁協で八日までに交付し、認定は一年更新。新たな申請希望については、随時交付を検討するほか、認定店で不正が見られた場合には、調査した上で認定を取り消すことにしている。

 交付初日は、町漁協を訪れた飲食店主らに、同漁協の池野政義業務部長が認定証と認定看板を手渡し、「越前がにをPRし、消費拡大に努めてください」と呼び掛けた。

 同連絡会議では「取扱店を認定することで、消費者にも地場の越前がにだと認識してもらえ、食の安全にもつながる。本物のおいしさを安心して食べてほしい」と話している。

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