最新のネット商品のショールーム機能などを備えてオープンしたアイジーエーの実験店=28日、福井県越前市

 国内外143店舗で女性カジュアルファッションブランド「axes femme(アクシーズファム)」を展開するアイジーエー(本社福井県越前市矢放町)は28日、同市府中1丁目の自社ビルに、オンラインショップ商品を試着できるショールーム機能を備えた実験店「アクシーズファム ラボ」をオープンした。最新商品の撮影スタジオとしても活用し、同社ブランドの新たな発信拠点とする。

 実験店は、前身の衣料品卸売業の拠点であり、小売業を興した“創業の地”に構えた。自社ビル1階の約60平方メートルのスペースを改装し、本社にあったオンライン商品用の撮影スタジオをラボ内に移設。インターネットのカタログに掲載する前の最新商品を中心に展示する。

 来店者はラボ内で試着でき、気に入った商品を情報端末で注文。通常のネットカタログでは200〜300アイテムを公開しているが、ラボ内では最大800アイテムから選べる。昨年導入したポイントカードシステムも活用する。

 ラボは、実店舗での対面販売とネット販売の中間の位置付け。最新商品を発信したり、ネットでは難しい採寸や着用感を体験してもらったりして顧客との距離を縮める狙いがある。

 JR武生駅や越前市役所が間近にある“創業の地”での取り組みについて五十嵐義和会長(69)は「駅前はかつて文化の発信源としてにぎわい、当社にとっても思い入れが強い。市庁舎建て替えもにらみ、まちの活性化の起爆剤になれば、うれしい」と説明する。

 ネット販売拡大の方針を掲げる五十嵐昭順社長(39)は「実験店を通じて新たな提案を生み出す意識を醸成し、オンライン事業を進化させていく。地元の学生らとの交流の場としても活用していきたい」と話している。

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