福井県内で57年ぶりに確認されたヒメクイナ=10月8日(伊藤正敏さん提供)

 野鳥「ヒメクイナ」が福井県嶺北地方でこのほど見つかり、福井市の写真愛好家、伊藤正敏さん(36)が撮影した。県自然保護センターによると、県内でヒメクイナが確認されたのは57年ぶり2例目。

 ヒメクイナは茶褐色で体長約20センチ。国内では中部地方以北で繁殖するとされる。同センターと日本野鳥の会福井県によると、県内では1959年に福井市で確認された。この時の個体は現在、標本として同市自然史博物館で保存されている。

 伊藤さんが10月8日、野鳥の撮影をしていた際に見つけた。伊藤さんは「珍しい鳥だとは思わずに撮影したが、後で図鑑を調べてヒメクイナだと分かった。写真に収めることができてうれしい」と喜んでいた。

 同センターの松村俊幸所長は「ヒメクイナは県内でも水辺や湿地などの限られた場所に、まれに訪れている可能性がある。小型で草むらの中を縫うようにして素早く移動するため、発見が難しい」と話している。

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