色とりどりの日傘が並ぶ工場=7月11日、福井県福井市浜別所町の福井洋傘

 梅雨明けから夏本番の日差しが続く中、福井県福井市の傘製造販売「福井洋傘」では、日傘や晴雨兼用傘の生産に追われている。見た目にも暑さを和らげてくれそうな淡い色合いの商品が次々と生産されている。

 同社は手作業で傘を生産しており、骨組みを組み合わせたり、生地をミシンで縫ったりする音が工場に響いている。

 人気の晴雨兼用傘「なつめ」は、セラミックを織り込んだ生地で紫外線を遮り、使い心地が優れている。生地の裏には備長炭を吹き付け、マイナスイオン効果もあるという。

 日傘は、月や葉の柄を総刺しゅうであしらった綿素材の商品や、涼しげな麻素材のものが売れている。伝統的な刺しゅうで仕上げた「汕頭((すわとう)」や、浮き彫りの工芸品を思わせる柄の「カメオ」など高級品もある。

 この時期は傘の修理依頼も多いといい、同社企画開発部の中路翔馬係長は「7月終わりまでが生産の追い込みの時期」と話していた。

 
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