新設された弁慶の洗濯岩バス停=福井市小丹生町

 京福バスは、福井市国見地区とJR福井駅を結ぶ鮎川線を今月から南方面に延長し、同市小丹生町の越前海岸沿いにある奇勝にちなみ「弁慶の洗濯岩」と名付けたバス停を新設した。同社は「大変珍しくインパクトのあるバス停名。越前海岸の魅力のPRにつながればうれしい」と期待している。

 洗濯岩は、洗濯板のように細く凸凹した岩が連なる奇勝。源頼朝から追われ、奥州へ向かう途中の源義経と弁慶一行が立ち寄り、衣服を洗って長旅の疲れを癒やしたと伝わる。

 路線延長は、同線を利用して通学する国見地区南側の越廼地区の高校生に配慮した対応。同線はこれまで洗濯岩を通過し、約100メートル先にある反転場でバスを方向転換していた。洗濯岩には駐車場があり保護者が送迎しやすくなることから、要望を受け延長した。

 同線の国見地区の発着点は9月まで越前海岸に面した「小丹生」バス停だった。地元住民が「小丹生だけでは、越前海岸にあるということが乗客に伝わらない」と提案。同社が今年3月から、福井駅西口のバスターミナルの行き先表示を「越前海岸・小丹生」と変更しPRしていた。

 今回の路線延長に伴い、新たに行き先を「越前海岸・弁慶の洗濯岩」と表示することにした。

 同社の担当者は「弁慶の洗濯岩という特徴的なバス停名は県内ではほとんどなく、人目を引きやすい。周辺には亀島、鉾島といった奇勝や奇岩『神の足跡』など、越前海岸ならではの名所もある。バス停名を見て越前海岸に興味を持つきっかけにしてもらえたら」と話している。

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