全日本男子の監督就任に内定した中垣内祐一氏(左)と女子監督内定の中田久美氏=26日、東京都北区のナショナルトレーニングセンター

 バレーボール男子の日本代表監督に就任することが決まった福井市出身の中垣内祐一氏(48)が26日、東京都内で記者会見し、「東京五輪に向け監督として挑戦できるのは身が引き締まる思い。一番の高み、金メダルを狙う。挑戦するのが仕事」と抱負を述べた。

 中垣内氏は「自分の力には限界もあり、多くの指導者の力を借りていきたい。キャリアのある外国人をコーチとして呼びたい」と述べ、自身が海外で指導者研修をした経験をチームづくりに生かす構想を語った。

 日本代表のエースだった中垣内氏は92年バルセロナ五輪でプレーした。2020年の東京五輪に向けて、チームが始動する来春から指揮を執る。
  
 ■一問一答

 監督就任が決まった中垣内氏は、緊張した面持ちで答えた。

  —今後の抱負は。

 「技術的に言うと、まず身長に負けないチームにする。サーブを強化していきたい。ジャンプサーブだけでなく、ジャンプフローターサーブのスピードも追究したい」

 —監督を引き受けた理由は。

 「自分が育てられたのがナショナルチームだったので、今いる選手を最大限に伸ばしてメダルを取りたいと思った。しっかり性根を据え、強化に携わっていきたい」

 —目指す監督像は。

 「命令していくようにはなりたくない。選手が考え、行動できる手助けをしたい」

 —どのような戦術を採用するのか。

 「外国と同じような高さのあるパワフルなオポジット(セッター対角)を望むのか、新たな戦略を構築するのか。世界の主流システムにとらわれることなく考えたい」

 —東京五輪での目標は。

 「挑戦する以上、メダルを取りたいと考えている。少なくとも、この1年は基礎固めを行いたい」

 —地元・福井に対する思いがあれば。

 「監督候補には(若狭町出身の元日本代表主将)荻野正二君の名前もあった。2歳違いで切磋琢磨(せっさたくま)しながらやってきたので、今後も協力してもらえることがあれば力を借りながら頑張っていきたい」

 女子の日本代表監督に決まった中田久美氏(51)は、会見で「女性指導者の強みを最大限に生かしたい。少しでもいい色のメダルを」と語った。

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