ふるさと県民カードに認定されたジュラカと、福井県が発行するふるさと県民会員証=25日、福井県庁

 福井県の「ふるさと県民カード」第1号に、福井銀行と福井新聞社が提供する地域密着型の電子マネーカード「JURACA(ジュラカ)」が、認定された。県が25日、県庁で記者会見を開き発表した。12月1日以降、カードに搭載されている電子マネー「クイックペイ」を利用すると、売り上げの0・05%相当分がジュラカ事業の収益の中から県に寄付される。カードを提示すれば、県施設の割引や優待も受けられる。

 両社は「認定を機に、地域社会の発展に寄与するカードとして一層のサービス拡充に努める」としている。

 ふるさと県民カードは、県の愛着県民プロジェクト事業の一環。民間のノウハウやネットワークを生かし、交流人口拡大や移住の促進につなげる手段として、カードを活用する。ジュラカは▽地域密着▽情報発信▽利便性▽地域貢献—の四つの認定要件を満たしていることから認定された。

 ジュラカは今年4月にサービスを開始。10月20日現在で、1万2120枚を発行している。クイックペイは県内のコンビニなど約800店舗をはじめ、全国各地で利用できる。県はカード利用による年間の寄付額を約50万円と見積もり、地方創生関連事業に充てる。具体的な使い方は今後、検討するという。

 県は独自の特典として、県立恐竜博物館など公共施設の入館料割引をはじめ、東京の県アンテナショップや都市部の「福井ゆかりの店」約180店舗での優待を用意する。

 ふるさと県民カード認定に併せ、電子マネー機能のあるカードをまだ持てない年齢層などを考慮し、県は「ふるさと県民会員証」を発行。カードを持つ前に、まず会員証を持ってもらう。

 スマートフォン向け無料通信アプリ「LINE(ライン)」の福井新聞公式アカウントに登録の上で会員証を提示すれば、県独自の割引や優待を受けられるようにする。来月12日、都内で開かれる「ふるさと県民大会」で配布を開始。県内高校3年生全員にも配る。

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