貴重なアジメドジョウを使った給食を味わう児童=21日、福井県大野市和泉小中

 福井県大野市和泉地区の川に生息する貴重な魚、アジメドジョウを使った給食が21日、同市和泉小中で提供され、児童生徒23人が舌鼓を打った。

 アジメドジョウはきれいな水で生きる淡水魚。和泉地区の石徹白川や九頭竜川では毎年8〜9月に、「アジメおとし」と呼ばれる伝統漁法が行われている。県域絶滅危惧2類に指定され、市場にはほとんど出回っていない。

 和泉地区民生委員児童委員協議会が毎年提供し、この日は2キロ分が唐揚げと甘露煮にして配られた。子どもたちは8センチ前後の魚を次々に頬張り「おいしい」と笑顔。森葉乃さん(6年)は「給食に出る日が毎年すごく楽しみ。クセがなく、柔らかくて食べやすい」と喜んでいた。

 同協議会の宮下隆会長(67)は「昔はなれずしにして食べるほど捕れたが、数が少なくなった。子どもたちに地元の自然の味を知ってほしい」と話していた。

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