県境“奪還”へ綱を引く「男の神様」役の橋本市長ら越前の国勢=23日、福井県あわら市の越前加賀県境の館前

 “県境を懸けた”「第2回越前・加賀県境綱引き」が23日、福井県あわら市吉崎2丁目と石川県加賀市吉崎町にまたがる越前加賀県境の館で行われた。あわら市側が昨年の屈辱を晴らし“領地”を取り戻した。

 加賀国の女神と越前国の男神が、北潟湖畔の鹿島の森をめぐり綱引きをしたという神話にちなみ、昨年初めて企画。昨年はあわら市側が負け、県境モニュメントをあわら市側に1メートルずらした。

 今年は両市の小中学生や一般計23チーム約260人が参加。勝ったチームに1点を与え、合計点で争った。あわら市の女子中学生チームが加賀市の男子チームに勝利する場面もあり、観客を沸かせた。

 あわら市側6点リードで迎えた最後の「神の綱引き」は3本勝負で、1試合ごとにくじで獲得点数を決めた。橋本達也あわら市長は男神に、宮元陸加賀市長は女神に扮(ふん)して挑んだ。

 あわら市側は初戦で負けて2点差まで迫られたが、2回戦で底力を見せ6点差に戻した。両者が円陣を組み気合を入れ直した最終戦では、あわら市側がじりじりと勝利を引き寄せた。「ようやった」と歓喜の声が飛び交い、橋本市長を胴上げした。

 橋本市長は「これであわらに帰れる」とガッツポーズ。県境モニュメントは元の位置に戻された。

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