第135回北信越地区高校野球大会決勝・高岡商業―福井工大福井 4回表1死、北川智也が左越えに本塁打を放つ=長野県の松本市野球場

 第135回北信越地区高校野球大会最終日は23日、長野県の松本市野球場で決勝が行われ、福井県代表の福井工大福井(福井3位)が7−1で高岡商(富山1位)を破り、秋季北信越41年ぶりの優勝を果たした。春秋通算4度目。大会は来春の選抜大会(3月19日開幕・阪神甲子園球場)の出場校選考で重要な参考資料になり、福井工大福井の選出はほぼ確実となった。

 決勝の舞台でも、強力打線の勢いはとどまることはなかった。福井工大福井は計10安打で7得点。この日は、下位打線が力を発揮し、大須賀監督は「6〜8番がよく打ってくれた」とたたえた。

 二回、川村翔の安打などで1死一、三塁。打席に立った山内貴文は「下位打線が打てないと言われ、悔しい気持ちもあった」。2球目、真ん中に来たスライダーをはじき返し、鮮やかな先制打。意地をみせた。

 大上真人も続いた。守備の貢献度は高かったが、今大会無安打と苦しんでいた。「今まで当てにいっていた」と反省し、強く振ることだけを意識。初球、外の高めのボールを振り抜くと、左中間へフェンス直撃の二塁打に。「足を引っ張っていたので、打ててよかった」と声を弾ませた。

 山内は三回にも適時打を放ち、2安打3打点、大上も八回に再びフェンス直撃の二塁打を放ち、2安打2打点の活躍だった。

 下位打線の活躍に「上位も負けていられない」と四回に北川智也が外高めの速球を捉え、左翼席へ豪快な一発。「打った瞬間行ったなと思った」。相手先発をノックアウトし、試合を決定付けた。

 県大会準決勝で敗れ、涙を流したナイン。「あれから一人一人の勝利への意識が変わった」と北川主将は振り返る。「あの悔しさがあったからここまで来られた」。悲願の明治神宮大会切符を獲得。勢いそのままに神宮の舞台に乗り込んで大暴れするつもりだ。

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