日本を一筆書きする聖火リレーの都道府県順

 2020年東京五輪の聖火リレーで47都道府県を巡る日程が7月12日、決定した。東日本大震災からの「復興五輪」を前面に打ち出し、震災で甚大な被害を受けた福島県を同年3月26日にスタートする。一筆書きで日本列島をおおむね時計回りに巡る。福井県内へは滋賀県からリレーされ5月30、31日に通過、石川県にバトンを渡す。7月24日の開会式で東京・新国立競技場の聖火台に点火される。聖火リレーの総日数は、移動日を含め121日。

 大会組織委員会、東京都、政府など大会準備に関わる組織のトップを集めた調整会議で了承された。吉野正芳復興相は「復興の大きな励みとなる。まさに復興五輪の象徴となる」と歓迎した。

 1964年東京五輪と同様に沖縄県を出発点とする案もあったが、組織委は福島県を選んだ理由として被災地の中でも避難生活を送る人が多い点などを挙げ「困難を乗り越える力や不屈の精神を全国に受け継いでいく聖火リレーにしたい」と説明した。

 序盤の3~4月は比較的温暖な地域を目指し、福島県から本州を南下し、大阪府から四国、愛媛県から九州に渡る。九州の東側を南に下って5月初旬に沖縄県で折り返し、九州の西側を北に向かう。その後、中国地方、関西地方を経て5月30日に福井県に入り日本海側を北上。6月中旬に北海道に入って岩手県、宮城県を通過した後は、静岡県に飛び、終盤は東京の近隣県を駆け抜ける。都道府県別の日数配分は開催都市の東京が15日、被災3県の岩手、宮城、福島と東京都外で複数の競技会場がある埼玉、千葉、神奈川、静岡の計7県をそれぞれ3日間、その他の39道府県は各2日とした。

 組織委の森喜朗会長は「(日程決定で)各県も喜んでくれるだろうし、まさに本気になってオリンピックに関心を持ってくださるだろう。感激、感動のあるリレーにしていただけたら」と期待を述べ、吉野正芳復興相は「復興の大きな励みとなる。まさに復興五輪の象徴となる」と歓迎した。

 ギリシャで採火した聖火は、リレーを実施する前に「復興の火」として岩手、宮城、福島の3県で展示する計画がある。

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