家庭から出る廃食用油を回収、精製してバイオディーゼル燃料(BDF)に加工、車の代替燃料として再利用するビジネスを目指し、福井県内の二十一社が「福井BDF事業化推進連絡会」を設立、福井市の繊協ビルで二十日総会を開いた。昨年六月から議論、試験を行ってきたBDF事業化研究会(代表幹事・寺口英雄21システムズ社長)活動を継続発展させた形で、県内循環型環境ビジネスの創業へ一歩踏み出す。

 これまでにごみ収集車を使った実走試験などを実施。BDFの品質、燃費には問題がないことを確認しており、課題は廃食用油の安定確保と供給の仕組みづくり。連絡会で、学校や家庭、事業所からの効率的な回収方法を研究開発し、来年一月をめどに福井BDF事業会社(仮名)を設立。二○○八年春のBDF供給開始を目標にしている。

 連絡会は、環境問題に関心の高いコンサルタント会社や管工事業者、廃棄物処理業者など○五年六月に発足した研究会メンバー五社に加えて、運送事業者、廃油回収業者、JA、県中小企業団体中央会など十六社が参加した。

 設立総会には二十一人が出席。連絡会発足の経過が報告され、活動規約案を了承。今後、実車を使った走行試験、BDFのPR活動を継続的に行うほか、回収や販売について障害者施設、JAなどとの連携を模索していく方針を確認した。座長には寺口氏を選出した。

 この後、研究会の顧問を務める県立大地域経済研究所の小川雅人助教授が「BDF事業の現状と実現化のための課題」と題して講演した。

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