わらび餅=7月4日、福井県福井市春山2丁目の丸岡家

 ひんやりした口当たりに、ぷるんとした食感。きな粉の甘さとともに、口の中に涼が広がる。冬の水ようかんに並ぶ夏の和菓子、わらび餅が福井県内の菓子店に並んでいる。

 福井県福井市春山2丁目の「お菓子処 丸岡家」は、5月上旬から作っている。近畿、九州地方から取り寄せたわらび粉と、水、砂糖を混ぜ合わせる。40分ほど加熱しながら練ると半透明に。柔らかさの一方で、しっかりとこしがある食感を出す秘訣は火加減だが、そこは企業秘密。型に入れ冷やした後、へらで一口サイズに切り分ける。

 福井県産と京都府産の大豆のきな粉をまぶして出来上がり。通常のきな粉に加え、2度あぶった「焦がしきな粉」は香ばしく、大人仕様だ。

 「冷やしすぎると硬くなる。30分冷やせば十分」と3代目の竹内健人さん(48)。ソフトクリームの上にのせてもおいしいそう。製造は10月ごろまで続いた後、水ようかんに主役をバトンタッチする。

 
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