ジオラマ館2階に展示されている福井市の模型愛好家の手による鉄道ジオラマ

 福井県敦賀市金ケ崎町の国登録有形文化財の敦賀赤レンガ倉庫がリニューアルオープン1周年を迎え、記念セレモニーが15日開かれた。観光業者らも出席して、魅力の発信に一層力を入れていくことを確認した。記念植樹のほか、福井市の鉄道模型愛好家が制作したジオラマ展示などもあり、多くの人でにぎわった。記念の催しは16日も行われる。

 赤レンガ倉庫は、1905年に石油貯蔵倉庫として建設。110周年を迎えた昨年10月14日にリニューアルオープンした。港町敦賀の街並みを再現した鉄道ジオラマ展示が人気を集め、ジオラマ館には14日現在で約12万9千人が入館。レストランを含む施設全体では約24万人が訪れた。

 記念セレモニーは、同市の渕上隆信市長や「若狭路女将(おかみ)の会わかさ会」の会員ら約10人が出席し、ヤマボウシを記念植樹した。

 渕上市長は「ノスタルジーあふれる赤レンガ倉庫をこの1年、多くのお客さまに楽しんでもらえた」とあいさつ。同会の山岸和恵会長(69)は、「時代を継承する宝の魅力を私たちが一言添えて発信したい」と意欲を語った。

 1年目のジオラマ館入館者数は予想を大きく上回った。早田勇二施設長は「入館10万人死守を目標に他の施設と連携しながら魅力を訴えていきたい」と決意を新たにした。

 記念の催しとして、ジオラマ館2階では福井市の鉄道模型愛好家、橋本雅弘さん(30)が3年半かけて制作した縦4メートル、横1メートルの鉄道ジオラマを展示。運転体験や自身のNゲージ車両を持ち込んで走らせることができ、鉄道ファンや親子らが楽しんだ。キーホルダー作りの体験コーナーも設けられた。

 16日は、小学生以下の鉄道ジオラマ館入館料が無料となる。問い合わせは同施設=電話0770(47)6612。

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