福井県議会の大森哲男議員(県会自民党)が県私立幼稚園・認定こども園PTA連合会長として、昨年7月に東京で開かれた全日本私立幼稚園PTA連合会全国大会に出席した際、同連合会から旅費を支給されていたにもかかわらず、議員の政務活動費としても旅費を請求し受け取っていたことが14日、福井新聞の取材で分かった。大森議員は事実関係を認め、「(政務活動費の)収支報告書の処理があいまいだった。返還するのが義務だと思っている」とした。

 大森議員の2015年度政務活動費収支報告書によると、同連合会全国大会参加で、JRの交通費、宿泊費、日当の計5万2990円が計上されている。一方で県私立幼稚園・認定こども園協会によると、主催する同連合会が旅費として約3万円を支給しており、大森議員は二重に旅費を受け取っていた形になる。

 大森議員は取材に対し「決して故意に二重で受け取ろうとしたわけではない。政務活動費は年度末にまとめて処理するので、ずさんだった」と釈明した。

 大森議員は2010年4月、県私立幼稚園PTA連合会の会長に就任。10年度以降の政務活動費収支報告書によると、15年度と同様に全日本私立幼稚園PTA連合会の東京での会合に毎年出席しており、旅費を受け取っていた記載もあった。大森議員は過去の政務活動費についても、二重に受け取っていないかどうかをさかのぼって調べる意向を示している。

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