富山空港で7月9日午後2時5分ごろ、点検中の車両が滑走路上にいるのに、管制官がヘリコプターに許可を出し、直後に着陸した。国土交通省が10日明らかにした。国交省は、事故につながりかねない重大インシデントに当たると判断。運輸安全委員会は航空事故調査官2人を派遣し、11日朝から関係者を聴取する。ヘリは9日午後1時40分ごろ、福井県坂井市を離陸していた。

 国交省によると、管制官は滑走路点検の車両に進入許可を出し、車両が滑走路上にいるのに、ヘリに着陸を許可した。管制官が勘違いした可能性がある。

 滑走路は2千メートルで、ヘリと車両の距離は離れていた。搭乗者4人にけがなどはなかった。同省管制課は「原因を調べ、再発防止を図る」としている。ヘリは朝日航洋(東京)が運航するアエロスパシアルAS332L。4人はいずれも同社の社員。

 富山県富山空港管理事務所によると、車両は県の所有で、外部委託し、滑走路に異常がないか1日2回定時点検している。この日は2回目の点検で、2人が車両に乗っていた。
 

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