雪の重みで大きくへこんだビニールハウス=2018年2月8日、福井県福井市黒丸町

 福井県議会は7月9日、予算決算特別委員会を開き、大久保衞委員(県会自民党)ら10人が質問した。今年2月の記録的な大雪について、理事者は農業用ハウスの損壊など県に報告のあった被害総額は約20億9千万円だったことを明らかにした。山本正雄委員(民主・みらい)への答弁。

 県危機対策・防災課によると、農業用ハウスの損壊や農作物被害など農林業関係が約13億2千万円、県管理道路に設置しているガードレールなどの防護柵の破損などで約2億1千万円、福井農林高の農業用ハウスの損壊など教育施設関係は約2600万円。このほか、民間工場施設の屋根が壊れるなど企業関係は約5億3千万円だった。

 一方、5日からの大雨による県内の被害状況を大久保委員がただした。

 県管理道路では土砂流出等が12カ所発生したが、理事者は「安全を確保しながら堆積した土砂等を撤去するとともに、迂回路を設けるなど通行を確保している」と強調した。河川は堤防の損傷など大きな被害はなかった。

 農林関係については「農林道への土砂流出などが10カ所あったが、バリケードの設置など応急対策を実施し、今後速やかに復旧を行っていく。福井、坂井、あわら各市で大豆、ネギ、スイカが一時的に水につかるという報告を受けているが、特に大きな被害はないと聞いている」と述べた。

 JR福井駅と県立図書館、福井市美術館などとの間を無料運行する「フレンドリーバス」について理事者は、途中停留所の乗車・降車制限を撤廃する方向で検討していることを明らかにした。西本恵一委員(公明党)への答弁。

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